こんにちは、ブログ管理人のミクロッティです
身近なものをスマホ顕微鏡で観察し、写真を集めてミクロ観察ずかんを作っています
今回は、文房具の「蛍光ペン」を観察しました

蛍光ペンの外観
ゼブラのOPTEX CAREは日本で定番の蛍光ペンです
今回は緑色とピンク色の2種類を観察しました
ペンの持つ部分には「蛍光」「耐水性」などの文字が書かれています
黒地の素材に白いインクが載っているようでした
表面はツルツルした触り心地ですが、1000倍で観察すると細かい凹凸があるのがわかりました






キャップについたクリップは、黒い部分よりも表面がツルツルしているように見えました


ペン先(太字)のミクロ観察
蛍光ペンのペン先(太字)は、細かい繊維が集まって束になっているように見えました
また、今回は白色ライト(LED)に加えて、紫外線ライト(UV)も使って観察してみました
紫外線を当てると、蛍光ペンに含まれる物質から目に見える光(可視光)が出てきます
白色LED撮影よりもUV撮影のほうが、鮮やかな色に見えますね





<紫外線と蛍光について>
紫外線は太陽光に含まれる、目に見えない短い波長の光です
強いエネルギーを持ち、物質に化学的な変化を起こします(例:日焼け、服の黄ばみなど)
紫外線に反応し、光るように見える物質が「蛍光物質」です
蛍光ペンには蛍光物質が含まれており、紫外線を当てると目に見える光が放出されます
(出典:三菱鉛筆株式会社HP「蛍光ペンが光る原理を知りたい」)
ペン先(細字)のミクロ観察
細字のペン先は、太字のペン先よりも繊維が固められているように見えました




ピンクのペン先は、UV撮影下では放出される光が強く、色も濃く見えました

蛍光インクのミクロ観察
芯の連結部分に付着していたインクも、UVライトを当てると鮮やかな光が返ってきました


最後に、蛍光のラインを引いた紙をミクロ観察しました
白色ライトの下では、紙の繊維に染み込んだインクが観察できました
UVを当てると、ラインが浮き出て見えますね





以上、観察おわり!
普段は白色ライトで観察していますが、たまにはUVライトを使った蛍光観察をするのも面白いですね
(紫外線はエネルギーが強いので、直視しないように気を付けましょう)
今回観察したもの
ZEBRA 蛍光ペン OPTEX CARE(オプテックスケア)
